会社組織で事業部制とかカンパニー制とか意思決定に関わるような組織論ではなくて、組織とポストについて変だなぁと思うことを整理してみた。
組織とは本来目的を達成するために効率的な人員配置を行うことなのだけれど、いつの間にか手段が目的になるのが世の常だと思う。いわゆる屋上屋を重ねる話で、事業部制などを取っていると本社機構がとりまとめの組織を作り出すと言ったことはよくあるけど、ポストのために組織を作ると大抵は活力を失うもので、不思議なことにそういう会社ほど活性化を声高に謳う傾向にあるようなのが面白い。活性化運動を聞いたら、自部門の組織を見つめてみたい。
組織と言えばピラミッド型のヒエラルキーな組織が一般的ですが、なぜそうなるかを考えてみるとエネルギーをベクトル化して同じ方向に向かないと効率が悪い、同じ向きに歩むには指導者が必要だけど、一人の指導者が1,000人を同時に指導できるかと言うと無理がある。物語を読めば主人公が相手にする人数を数えてみるとよくわかる。また人の歴史は争いであり、もっとも顕著にでるのが軍隊である。
会社の始祖と言えばイギリス東インド会社なわけで、会社のくせに軍隊を持っていたのだから驚きだけど、上意下達には適していて売上利益を上げるために軍隊を擁し、会社組織もまたコピーされたと考えるのは穿っているかもしれないが妥当な気がする。
組織の単位としては一人で何人を従わせるのが効率的かということになる。ビジネス的には何人面倒を見ることができるかと言い直すことになるのだろう。軍隊の最小単位は小隊とか組と言われていて6~8人程のようだ。会社であれば6~10人程と考えて差し支えないと思う。その上の階層も考え方は同じだけど、上になるほどマネジメントスキルが求められる。
屋上屋を重ねている組織は上に行くほど部下が少なくなる傾向で、目的を失った組織になりやすい。例えば下図のような組織です。総員102名、管理職32名、担当職70名、直間比率が2.25 : 1、つまり一人の管理職に2.25名の担当者となってしまい、腕組みばかりして出てきたものに文句ばかり並べるのが仕事と思わせてしまう管理職ができてしまう。
ではどうすべきかと言うと、チームと室を廃止して部を一つにすればいいのです。そう言うと給料が上がらないと言う話になるのだけど、ポストに合わせた給料にするのではなく人材に合わせた給料にすればよく、課長以上の給料の担当が居ても良いと思う。スポーツの世界だと監督より選手の方が給料が高いわけで、要するに数値化できるものが必要だと言うことだと思う。でも、不思議なことに数値評価できる部分は限られているので、それを個人に当てはめると大抵は指標だけを追った競争社会になって崩壊する。部門に数値評価がないというのも上手くないわけで、その点数を直接稼ぐ者もいれば間接的に助ける者もいれば、稼ぐ構造を立案する者もいる方が組織としては強いと思う。
組織が効率的でなくなる要因は、目的が不明朗になりやすいことだ。当初は明確だったものが年数を経る内に既得権が出来てしまい惰性になりやすい。いずれにしても一人が何人をまとめるのかは重要だと思う。
まずは自分の所属する会社の組織表を作ってみると意外と面白いものである。

0 件のコメント:
コメントを投稿